2021.08.20三丁目グループホーム

★感謝★

毎日暑い日が続いておりますが、皆様、お元気にお過ごしですか？

新型コロナウイルス感染症の第５波が押し寄せ、感染したらどうしよう、いつになったら終息するのかなど、不安な日々を送られている方も多いのではないでしょうか？

三丁目グループホームでは、先月、入居者様の看取りを行いました。

介護職員を中心に、訪問診療の医療機関や訪問看護事業所の方々と連携を図り、ご本人様、ご家族のお気持ちに寄り添い看取り介護を行う事ができたと感じています。

今回は、一人の介護職員が、亡くなられた入居者様との日々の関わりの中で、2年前の気持ちと看取りを終えた後の気持ちを掲載します。

私は三丁目グループホームに務めて5年半ですが、時々、認知症の症状の対応に疲れることがあり、介護職を辞めたいと思うことがありました。

そんな中、98歳（当時）の入居者様が言った一言、

「忘れていくことは寂しいね〜。」。

その言葉には認知症だからこその重みがあり、この方々の思いや考えを今ここに残していきたい！と思えるようになりました。

介護の仕事はお世話しているようで、逆に教えられていると思います。

私自身、新たな気持ちで認知症の方々に向き合っていければ…と思いました。

今現在も、この仕事を続けられているのは、亡くなられた入居者様のおかげだと感じています。

そのような様々な事を教えていただいた入居者様の看取りに関わり、私の中には複雑な心境があります。

私に教えをくれた入居者様を亡くした、寂しさ、悲しさ、悔しさや、その方を最期まで精一杯の感謝の気持ちを込めて、向き合えた喜び…様々な気持ちで一杯です。

このような複雑な心境を感じましたが、認知症の方々も日々の暮らしの中で、私のように複雑な心境を抱えられ過ごされていることに気づかされました。

最後の最期まで亡くなられた入居者様に気づきを与えて頂きました。

これからも入居者様の心に寄り添い、日々安心できる生活を送るお手伝いをしていきたいと思いました。

追伸

「〇様…ありがとうございました。これからも頑張りますね。」