グループホームを
利用したい

「グループホームの日常」

2019.06.08グループホーム柳河内

最期の時間。

先日、グループホーム柳河内で看取り中だった入居者様が永眠された。

 

4月上旬にご家族と一緒に受診に行った際に、ガンの告知を受けた。

ご家族様にとっては思ってもいない受診結果に動揺を隠せない様子。

どのような言葉をかければよいのか分からず、ただ状況を受け止め、見守ることしか出来なかった。

 

その後、ご家族から「最期まで柳河内で生活をさせてあげたい」と看取り介護の希望があった。

 

3月に職員の施設内研修を行った内容が「施設看取りについて」の研修だったが、グループホーム柳河内では看取り介護の経験がなく、看取りに「不安・やったことがない」という声が多かったのが現状でした。

 

ご家族からの希望を受けて、職員にその旨を伝え、施設看取りが始まりました。

 

食欲の減退と体重の減少、日々の変化する入居者さまの状態・・・

ご家族も「最期まで経口摂取」を希望されていた為、どうしたら食べていただけるか…

 

職員同士で工夫して、調理方法や介助の仕方、代替の食事など、ご家族にも協力を頂きながら、サポートさせていただきました。

 

ご面会に来た家族が、ゆっくり過ごせる環境・部屋づくりを目指し、限られた時間を大切に…

入居者様のお部屋は、かつて家族が笑いあったお母さん、おばあちゃんの家に近づけたでしょうか…

 

週末、家族が集まり過ごす中、入居者様は静かに息を引きとられました。

連絡を受けた私も駆けつけ、職員と一緒に最期のケアをさせていただき、お見送りをさせていただきました。

 

看取り介護を通して、職員も戸惑いや不安、焦りなどもあった中、より関わりが増えたことで、機転を利かせたり、心遣いなど気づきが増えた事も良かったと思います。

 

私たちは、入居者様の長い人生の最後を共にする、選ばれた第2の家族になれるように、

「グループホーム柳河内らしい看取り介護」を今後も目指していきたいと思います。

 

今年もあと数日で、梅雨に入ります・・・。